☆ローズウインドウ
日本メソジスト教会 銀座教会の第二次会堂は、明治44年(1911年)に竣工され
翌1912年に完成しています。
この時の石碑とローズウインドウという古いステンドグラスが、
現教会の1F入口通路に、立てかけてあり 見ることができます。
直径2メートル以上もある 大きな古いステンドグラスです。
ちなみに、和風(日本風)のステンドグラスを作り始めた小川三知は、
明治44年11月に アメリカから日本に帰り、ステンドグラス制作を
始めました。
小川三知の作品リスト(建物のステンドグラス)の中には、
明治44年(1911年) 東京中央区の銀座教会 薔薇窓として
リストアップがあります。
この現教会の通路にあるステンドグラスが、小川三知作のものかどうかは、
記載もなく よく分かりませんが、三知の作とすれば、
三知自身 ほぼ始めたばかりのステンドグラス作品です。
力強く あっさりとした幾何学模様のデザインで、三知の後ほどの作風は
まだ感じられないものですが、
もしそうであれば、スタート期のステンドグラス作品として 残っているものと
なります。