☆ステンドグラスのパネル飾り「胡蝶の夢」
「胡蝶の夢」・・・・・荘子によって唱えられた境地
現実と夢の区別がつかないような状況や その区別をつけない無為自然の境地を表します。
その荘子の話した (夢の中の自分が現実か 現実の方が夢なのか分からない)説話からヒントを得て、
その「胡蝶の夢」を表してみました。
春らしく ややサイケデリックな色彩ですが、それもまた夢の中のイメージでしょうか。
全体的に見れば 夢の「胡蝶」は 大きな綺麗な蝶々形の飾りです。
この大きな蝶々の飾りを背中につけて 優雅に踊れば、「胡蝶の舞」になるでしょう。
平安時代から~ 童が蝶々の飾りを背につけて舞う「胡蝶の舞」は 源氏物語にも出てくる逸話です。
舞楽の「胡蝶楽」も ひょっとして 荘子の夢の話から創作されたものなのかも知れません 。
この胡蝶の夢は ステンドグラス教室で 金輪を作って吊るせるようにしました。
重さを考えての補強もしています。
制作: Kyoko さん