☆間に合った葡萄のランプ
ステンドグラスのいろいろな作品づくりをした後、しばらく サンドブラストを中心とした
作品作りをしていたＮさん。
１０月になって、作品展を前にして 葡萄のランプをじっくりと作ってみたいとチャレンジ
しました。
透過モールドに マジックで葡萄の実と葉と蔦をデザインし、さらに一味飾り模様を
あしらいました。
デザインが出来れば ガラスカット。
しかし、自分好みの紫と 葉の深みのある枯れてきた緑のガラスが見つからず、
表参道の興和に走って、くまなくガラスを捜し 気に入った色ガラスを手に入れて
きました。
あとはガラスカットをして、ルーターで どんどん削るだけ。
そして、お正月前には ガラスピースを全部削りあげ、
大晦日・お正月は このモールドを家に持ち帰り、
コパーテープを全部巻きあげる努力をしました。
１月2日、ステンドグラス教室の作品展のために 制作に入る何人かの中に
Ｎさんも居ました。
１月２日からはハンダづけを始め ７・８・９の三連休は、ついに 葡萄のランプを
完成させました。
初め １月の作品展には 多分間に合わないので、展示会場の中で
コパーテープを巻くなり、ハンダづけの実演をしましょうか・・・・・・・と
冗談を話していましたが、 ピタリ 時間内に完成させました。
そしてさらに、もう一つ ‘雨’というインテリアランプも制作し、出展数を増やしました。
作品展では 多くの方が見にいらっしゃる中、 最終日近く 表参道の興和の方や
興和でステンドグラスを教えている先生も見にいらっしゃいました。
そんな中 興和の先生から このＮさんの葡萄のランプが ‘とてもいい’との
声をいただきました。
後で 本人に伝えたところ 天にも昇る喜びようで、最大限の努力をした満足感が
感じられました。
作品展が終了して、人気投票の結果をみると、このＮさんの葡萄の卓上ランプも
人気が高く、５番目の投票数を獲得していました。
またまた本人も驚く、うれしい悲鳴の作品展になりました。
可愛い作品をつくるステンドグラス教室 東京のヴィトロー・ミニヨン
制作： 入会 １年 （ 野口 雅美さん ）
