秋の虫の声

  夕方になると 木立に群がる雀の学校が始まり、

  さらに暗くなると、昼間の暑さたは変わって 涼しい風が吹き始め

  秋の虫の声が チリリンリンチリリンリンと ひっきりなしに聞こえます。

  街路樹の植え込みや 店の前の鉢植えくらいしか 道路には緑が見られないけれども、

  虫の声は しっかりと泣き続けています。

  教室の窓枠に腰かけて 涼しい夜風に吹かれながら、

  まだまだ暑かった昼間の余韻を冷まし

  ほっとした初秋の気分に憩っています。